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医局に入る前 医局に入った後

医局に対する僕の考え

2021年6月28日

 

医局の入り方を書く一方で、医局の悪いところや医局の辞め方を書いていますよね。このブログはどういうつもりですか?

 

こういうことを言われてしまいそうなので、僕なりの医局に対する考えをまとめました。

僕は、

医局に入って修行をする ⇒ 医局を離れる

というキャリアを歩んでいます。

最終的に医局を辞めてしまいましたが、初めから入るべきではなかったとは思っていません。

そして同じようなキャリアを考えている人や実際に歩む人は、きっと少なくないはずです。

こういった人を主な読者さんと想定して、ブログを書いています。

では、くわしく解説していきます。

僕はこう考える

  • 進路によっては、入局を避けるのが難しい
  • 避けることを最優先にすると、失う成長機会もある
  • 医局員であり続けることには、負担もある
  • どこかで辞めるという選択もあり

 

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入局を避け続けるのは難しいかも

 

若手のポストを多く保持している

下記は、平成31年3月に初期研修を修了した6,806名へのアンケート結果です。

入局予定:79.3 %
入局する予定なし:11.5 %
わからない/決めてない/無回答:9.3 %

引用元:平成31年臨床研修修了者アンケート調査結果

少なくとも80 %の医師が、初期研修終了直後に入局をするという結果です。

さらに「わからない/決めていない/無回答」のうちの一部も入局するでしょうし、専門医取得後に入局する医師もいるでしょう。

この現状は「ほとんどの若手医師が、一度は医局に入る」と表現していいと感じます。

そしてこれは下記のように言い換えることができます。

ポイント

若手医師が修業をするためのポストを、医局が多く保持している

専攻医までは、入局なしで大規模の病院で働ける場合もありますが、その後は医局の関連病院を避ける必要があります。

 

避けることを最優先にすると...

確かに生涯医局に入ることなく、技術を習得することは可能です。そうして成功する人もいるのは間違いありません。

ただそれは、(科や地域によっては)なかなか限られた道です。

「若手医師のポストを医局が多く保持している」ということになると、その隙間で40年50年医師として生き抜くための下地を作らなくてはなりません。

全く医局に触れずにキャリアを重ねて行こうとして、「医局に触れないためのキャリア」になってしまうのも、また不自由な選択だと思います。

 

医局を避けるために科や専門分野、居住地を限定してしまったり、成長機会を取り漏らしてしまったり、というのはもったいないです。

もともとの自分の希望が、その道と完全に合致しているならば問題はないでしょう。ただ、そうでない人も多いと思います。

 

若手のうちはメリットが勝るかも

医局に所属するということは、メリットもデメリットもあります。その感じ方は人それぞれですが、若いうちはメリットが上回るのではないかと僕自身は感じています

先程も書いた通り、医局は若手が修行するためのポストを、多く所持しています。地域や科によっては、ほぼ全てという場合もあります。

人事異動で病院を転々とすることは負担でもありますが、経験値にもなります。この期間に頼ることができる人が増えていきます。

 

詳しくはこちら
医局人事で異動をするメリット6選【元医局員が解説】

 

逆に医局外の限られたポストのなかで、40年50年生き抜くための下地を作るのは大変です。

キャリア面で人から指示されることが少ない分、自己マネジメント能力や自制心が求められます。実際にポストを掴むための行動力、努力、そして運も必要になります。

 

医局に所属することは若手にとって

・多くの経験を得られる(経験を自ら取りに行く労力が少ない)
・頼れる人が増えていく
・目の前の医療以外の労力を省ける(転職活動やそのリサーチなど)

というメリットがあります。

 

医局員であり続けることには、負担もある

 

ここまでは医局に所属するメリットを中心に書いてきましたが、医局に所属し続けることで大きな負担があるのも事実です。

医局という制度は、少し歪な制度であると思います。

通常の企業は、自らコストを支払うことで社員と設備を抱え、そこから利益を上げていくという構造になっています。

対して医局は、医局員の人事権と関連病院のポストの独占権を保持しているだけで、企業としてのコストや責任は負いません。

この歪みによって、通常の企業にはない負担が、医局員個人にかかりがちです。

具体的な負担、デメリットは下記の通りです。

・人事異動の負担が大きい(金銭面/家族の生活面/職場環境の変化/急な異動/期間限定の異動)
・何かとお金がかかる
・相場より安く働かなければならない時もある
・自分のキャリアが人任せになる
・他人の人生の影響を受ける

詳しくはこちら
医局に入るデメリット
医局に入るデメリット5選【元医局員が語る】

年齢が上がっていくと負担が大きくなっていき、メリットとデメリットが逆転してしまう人も多いように感じます。

 

医局を辞めるという選択は、1つの正解

 

医局に貢献しながら自分も医局内ならではの成長をし、医局に所属するデメリットが大きくなった段階で医局を離れるというのは、正しい選択の一つであると思います。

「医局での働き方が窮屈になってきた」と感じるタイミングが、その時かなと。

時が経つにつれて、自身の価値観が変わり、そして明確化してきます。

入局時点では「とにかく医師として一人前に」と考えていても、徐々に日々の生活や家族との時間を大切に感じるようになるかもしれません。

研修医を終えてすぐは医局外のポストが少ないかもしれませんが、成長とともに医局外にも選べるポストが増えてきます。

 

このキャリアには、不安や葛藤が伴う

 

医局に入って修行をし、後に辞めて医局外で働くというキャリアには良い点も多いですが、同時に不安や葛藤が伴います。一例を上げると下記の通りです。

・医局に対して申し訳ないと思う気持ち
・医局外で生きていけるかという不安
・退局を期に、一線から引いてしまうような感覚

 

医局を辞める=裏切り者、という悪いイメージを持つ人もいて、辞める段階では心理的なハードルがあります。わからないことも多いでしょう。

他人には言いにくい、あるいは言語化しにくい不満を抱えてしまう人もいるかも知れません。

 

詳しくはこちら
不安の乗り越え方
医局を辞めるときの9つの不安/葛藤と、その乗り越え方
こういった悩みを持つ人の手助けができるのではないかと思い、このブログを書いています。

 

まとめ

医局に対する僕の考えをまとめました。

まとめ

  • 進路によっては、入局を避けるのが難しい
  • 避けることを最優先にすると、失う成長機会もある
  • 医局員であり続けることには、負担もある
  • どこかで辞めるという選択もあり

そして

医局に入って修行をする→医局を離れる

というのは、1つの正しいキャリアの形だと考えています。

 

もちろん、これが唯一の正解というつもりはありません。

 

この先もこういったキャリアを歩むうえでのポイントや、困ったときの対応、考え方をまとめていきたいと思います。

医局を辞めた身ではありますが、医局制度に対しても、できる限り中立に近い立場を心掛けたいと思います。

 

今回は以上です。

個人の考えを最後まで読んでいただき、ありがとうございます。よろしければ、他の記事もお読みいただけますと幸いです。

 

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