働き方/その他

【体験談】医師がモチベーションを保つための具体的な方法5選

2021年10月6日

 

最近なんとなく、仕事に対するモチベーションが下がっているように感じます。耐え難い状態というわけではないのですが…

今回のテーマは「医師の仕事とモチベーション」です。

 

本記事の内容

  • 医師がモチベーションを下げてしまう原因・環境
  • モチベーションが下がると起こる不都合
  • モチベーションを保つ方法【難易度別】

 

医師人生って、長くて過酷ですよね。ストレートで医師免許を取得した場合、定年までと考えても約40年間あることになります。

40年間きっと山あり谷ありですが、そんななかでも辞めることなく、できれば良い精神状態で仕事をしていきたいですよね。

今回は医師がモチベーションを保つ方法について、自身の経験や先輩医師からもらった助言をもとに解説していきます。

 

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医師のモチベーションが下がる原因

 

まずはモチベーションが下がってしまう原因から、考えてみます。

 

過酷な労働条件・悪い待遇

過酷な環境や、悪い労働条件はモチベーションを著しく下げる原因になります。医師は楽な仕事ではありませんし、特に修行期間には労働条件が厳しくなりがちです。

ただ時間やお金について、同世代の平均値を大きく下回っているならば、「仕方ない」とは言えないでしょう。

勤務医の労働時間は、下記のとおりです。

画像引用元:第9回 医師の働き方改革の推進に関する検討会 参考資料3

平均給料は下記のとおりです。

25-29歳30-34歳35-39歳40-44歳45-49歳50-54歳55-59歳60-64歳
男性676.5952.11262.81414.71503.91739.11745.21809.2
女性653.2855.910861317.81254.91510.618781361.7

単位:万円

参照元:民間医局コネクト【特集】医師×年収

ご自身の待遇と比べてみて、いかがでしょうか。

 

人間関係の悪化

良好な職場環境を保つために、人間関係は非常に重要です。それはモチベーションにも直結します。

特に医療の世界では、

・患者さんのため
・地域医療のため
・教育のため

などという名目で、理不尽がまかり通ってしまうことも少なくありません。

 

人間関係が更に悪くなると、左遷や遠回しな解雇につながることもあります。

・労働条件の悪化
・生活環境の変化
・専門性が活かせない仕事に就く

こんなことが起こってしまったら、モチベーションのさらなる低下につながるでしょう。

専門にしていた仕事から外され、働かないおじさん化している人、いますよね…

 

詳しくはこちら
左遷って本当にあるの
【医局人事】左遷って本当にあるの?その実態を元医局員が解説

 

体調の悪化

心身に不調を抱えながら、仕事を続けていくのは大変です。

座り仕事であっても、「どこか少し痛いところがある」というだけで、その日のパフォーマンスは大きく落ちてしまいますよね。

そしてこういった状態が続けば、モチベーションも保つことも難しくなります。

 

プライベートでの悩み

プライベートに問題を抱えている場合も、仕事のモチベーションが下がってしまいます。例えば、下記の通り。

・家庭がうまくいっていない
・家族が病気になってしまった
・金銭面でのトラブルを抱えてしまった
など。

労働条件以上に、解決が難しい問題かもしれませんね。

 

モチベーションが低いままだと

モチベーションが下がってしまうと、下記のような不都合が起こりかねません。

・ミスを起こしてしまう
・成長ができない
・周りに当たってしまう
・自身の健康を害してしまう

自分だけではなく、周囲の人にも良くない影響を与えてしまうかも。

 

モチベーションを保つ方法

ここからは、モチベーションを保つための方法を考えてみましょう。難易度別に分けて、まとめてみました。

難易度 ★:すぐに実行でき、単発でも効果がある。
難易度 ★★:実行するのに時間がかかる。継続が必要。
難易度 ★★★:大きく環境を変えることになる。

 

休みを取る

 

難易度 ★

休みを取るというのは、最もシンプルで手っ取り早い方法です。休む期間によって実行する難易度は変わってきますが、数日休むだけでも、モチベーションupが期待できます。

 

さらに応用編として、少し長めに休みを取って、

・悪いところを治療する
・健康にいいことを習慣化する
・プライベートの問題を改善させる
・ゆっくり将来について考える

こんなことができれば、さらに効果大です。こうなってくると、難易度 ★★~★★★ でしょうか。

 

ゴールを明確にする

 

難易度 ★

ゴールを明確にすることは、モチベーションを保つためには必須と言えるでしょう。目標も決めずに、延々と走り続けるのは大変です。

例えば、こんな考え方がおすすめです。

・残りの人生、生活に困らないだけのお金を貯めることがゴール
・ゴールまでの通過点として、「医師としての成功」を目指していく

 

お金をゴールにするのが、最もシンプル

「残りの人生を生きていけるだけ、稼げばゴール」というのが、最もシンプルです。

仕事を辞めても良い状態、というのは分かりやすいゴールですよね(ゴールした後も、仕事が楽しければ続けるのは自由です)。

幸運なことに最近では、お金や家計管理、優良な投資についての情報が、無料で簡単に手に入ります。

最近流行りの考え方は、下記のようなものです。

・自分が1年間に使う金額を明確にする
・1年に使う金額の25倍を、きちんと分散して投資する
→その後は自分の資産を減らすことなく、生活していける可能性が高い(株価上昇や配当など)

こういったことを詳しく知りたい人は、【FIRE】とか【4 %ルール】などを中心にお金の勉強をしてみてもいいかもしれません。

 

▼おすすめの勉強方法はこちら。Youtuberさんの動画です▼

第165回【資産所得で生きていく】4%ルールを成功させるための秘訣3選【株式投資編】

第58回 10年以上『金のなる木』を買い続けた結果【なぜか皆やらない】【人生論】

お金について少し詳しくなると、人生についての考え方も変わります。

 

医師としての成功をゴールとするのも悪くないけど…

もちろん「お金だけを考えて、医師をやれ」ということではありません。

・〇〇の手技・手術を習得する
・〇〇の雑誌に論文がのる
・教授や院長になる

こういった医師としての成功を目指すことも、非常に重要です。

ただそれを実現したところで、その後も医師人生は続きます。むしろ成し遂げたことが大きいほど、その後の仕事も増えていくでしょう。

これでは、ゴールとしにくいです。「医師としての成功」は経過を楽しむために目指すものと、僕自身は考えています。

ゴールが近づいていることを実感しながら、その過程を楽しむということです。

 

努力をする

 

難易度 ★~★★

医師として成長するために、これまでよりも余計に努力をするというのも、手っ取り早く効果的な方法です。

・不安を感じながら
・引け目を感じながら
・バカにされていると感じながら

こんな状態で働いていたら、どうしたってモチベーションは下がってしまいますよね。

 

「継続は力なり」で、確かに努力を継続することは簡単ではありませんが、本を一冊多く読むだけでも、成長が実感できるのではないでしょうか。

経験上、モチベーション回復に繋がった機会が最も多い方法です。

 

自分の中に複数の軸を持つ

 

難易度 ★★

一つの組織、一つの分野に自分の全てを注いでしまうのは、リスクのある生き方です。

・常に正当に評価してもらえるわけではない
・組織自体が沈んでしまうことがある
・自分としても、調子が悪かったり、熱意が下がることがある

こういった状況に対応するために、自分の軸を複数持っておくことがおすすめです。

例えば、下記のように。

近い2本の軸
・臨床と研究、両方に取り組んでおく。
・複数の専門領域を持っておく。

中くらいの2本の軸
・別の組織でも、評価を得ておく(一緒に仕事や勉強会をするなど)

遠い2本の軸
・医師以外に、ビジネスを持っておく

上記のうち、「研究をする」以外の3つは僕も実行しています。

 

どれかがうまくいかなくても、全体でみると大きく沈みにくくなります。その時々、気が向いたものに力を注ぐことで、努力を継続していくことにもつながります。

 

居心地がいい職場に移る

 

難易度 ★★~★★★

自分にあった職場に転職をするというのは、ハードルがあるものの、最も効果の大きいモチベーションの回復方法です。

僕自身、身をもって経験しました。

 

具体的な転職の効果は、下記の3つだと感じています。

・正当な対価を得る
・自分に務まるポストに就く
・環境の変化そのもの

 

正当な対価を得る

再度、医師の平均的な労働条件をお示しします。

勤務医の労働時間の、中央値は週50-60時間程度です。そして平均的な給料は下記の通り。

25-29歳30-34歳35-39歳40-44歳45-49歳50-54歳55-59歳60-64歳
男性676.5952.11262.81414.71503.91739.11745.21809.2
女性653.2855.910861317.81254.91510.618781361.7

単位:万円

この程度であれば、十分期待することができます(場合によってはこれ以上も)。

お金や待遇というのは、最も重要な敬意の示し方です。口では感謝されながらも、「都合よく使われているな」と感じることはありませんか?

 

自分に務まるポストに就く

自分の能力やキャパシティを大きく超えるポストについてしまい、引け目を感じながら仕事を続けるのは、それはそれできついものがあります

例えば、下記のように。

・体力の限界を超えて働かなければならない
・自分の特性を活かせない
・周囲があまりにも優秀すぎてついていけない
・実態は時短や週3-4日労働だが、そういった契約になっておらず、同待遇のフルタイムの人に穴埋めをしてもらっている

 

自分に合ったポストに変更することで、肩の力を抜いて仕事ができるようになるかもしれません。

努力するというのも1つの方法ですが、それで解決できる範疇を大きく超えている場合は。

 

環境の変化そのもの

似たような規模の職場、似たような待遇であっても、環境の変化そのものが、モチベーションの向上に繋がる場合も多いです。

新たな成長に繋がったり、それまで気付くことのできなかった自分の得意分野がみつかったりするかもしれません。

また同じ仕事内容でも、感謝されることで満足度は大きく上がります。

所属チームが変わった瞬間に、活躍し始めるアスリートも多いですよね。

 

まとめ

医師がモチベーションを保つ方法について解説しました。

5つの方法

  • 休みを取る
  • 医師としてのゴールを明確にする
  • 努力をする
  • 自分の中に複数の軸をもつ
  • 居心地のいい職場に移る

どれも当たり前のような内容ですが、実行できていない項目も多いのではないでしょうか。モチベーションをなくしてしまい、作業のように働き続けるには、人生はあまりに長いです。

多少の浮き沈みがあっても、前向きな気持ちで仕事していきたいものですね。

さて、今回は以上です。

 

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