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転職

民間医局を直接取材してみた~強み・評判・転職のトレンド~

2022年5月24日

民間医局取材

 

こんにちは、コアライ ミナトです。自身の経験を元に、医師の転職や医局についてのブログを書いています。

今回は、医師転職エージェントの【民間医局】に取材をさせていただきました。

 

「他社にはない独自の強みは?」などサービスについてはもちろん、「専門医資格の価値は?」「最近のフリーランス医の動向は?」など転職の疑問を、ここぞとばかりにぶつけてみました。

実際に転職を経験した医師の目線で質問を厳選し、サービスを評価しています。転職を考えている方にも、そうでない方にも、参考にしてもらえる記事になったと思います。

 

では、いきましょう!

 

民間医局について

 

利用者数

Q. どのくらいの医師が、「民間医局」を利用されているのでしょうか?

A. 2021年11月時点の登録会員数(医師・医学生)は143,000人です。

当社は医学生・研修医向けに臨床研修病院情報を提供するサービス「レジナビ」を運営しているため、医学生時代から長くご利用いただく会員様が多いことが特徴です。

年間成約件数は常勤・非常勤あわせ、約71,000件です。

 

コメント

58,000件の成約はすごいですね。常勤約16,000件、非常勤(定期+スポット)約7,000件と、豊富な求人を常に抱えているからこそ、可能なことですね。

多くの転職エージェントは業績が非公開であるため、他社との比較は難しいものの、公開をされているというのは自信と実績の現れなのでしょう。

 

強み

Q. 「民間医局」の、他社にはない強みを教えて下さい。

A.
① 全国16拠点による、地域密着型の転職・アルバイト紹介
② 紹介前に必ずエージェントがドクターと面談。医療機関との採用面接にも原則同行することから、ミスマッチが少ない
③ 医師のための情報誌「ドクターズマガジン」発行、臨床研修病院情報提供サービス「レジナビ」で培った医療機関とのネットワーク力

 

なるほど...では、1つずつ詳しくみていきましょう。

 

対応エリア

Q. 特に力を入れている地域など、ありますでしょうか?全国に支社があるのですね。

A. 北海道から沖縄まで、全国に16拠点あるのは当社の強みです。

エージェントが医療機関に通って情報収集しているため、大都市以外でも総合病院からクリニックまで求人が充実しています。

求人情報だけでなく、そのエリア独自の市場や生活環境にも精通しています。ご提案する医療機関周辺の通勤事情をお伝えしたり、そのエリアの保育事情、院内保育有無などもお伝えすることがあります。これはエージェントが各拠点にいるからこそ、できることだと自負しています。

Uターン・Iターン転職や転居を伴う転職は、特にご安心いただけると思います。

 

拠点所在地

北海道・宮城・群馬・埼玉・東京・神奈川・愛知・石川・京都・大阪・兵庫・広島・香川・福岡・熊本・沖縄

 

コメント

これまで複数の医療圏で働いてきて感じたことですが、土地が変われば医師の配置状況や文化が全く異なります

「仕事を手伝いに来てくれないか」と自然にお声掛けいただくような土地もあれば、医局でガチガチの土地もあります。外からこういった情報を集めるのは、なかなか大変です。

その点、全国に多くの拠点があるのは強みと言えるでしょう。このブログでは大手の医師転職エージェントのほとんどに取材をしていますが、16拠点は最多です。

「強み」の一番に挙げられるのも、納得ですね。

 

評判・口コミ


40代 消化器内科

地元とはいえ地域病院とのコネクションが全くなかったので転職先のアテもなく、「どんな病院があるのか」といった情報収集から始めなければいけませんでした。そこで以前、アルバイトでお世話になった民間医局のエージェントに聞いてみたところ、私の地元に、地域の情報に詳しいエージェントがいるということだったので、お願いすることにしました。

引用元:民間医局ホームページ

 

エージェントさん

Q. エージェントさんは、どういった方々なのでしょうか?

A. エージェントは、若手からキャリア20年を超えるベテランまで在籍しています。

資格取得支援など自己啓発支援制度が充実しており、医療情報や職業紹介等の知識向上のため活用する社員が多いです。

また、社内勉強会も活発です。エージェントのスキルアップを目的とした勉強会を毎月実施し、各支社でもエリアの情報交換・勉強会を常時おこなっています。

 

コメント

転職活動を経験してみて、「エージェントさんがどんな人か」というのは非常に重要だと感じます。

個人的には、多少の求人数の差より、よほど重要だと思います。

 

年収や立地など明確に示せる部分以外の、価値観や心情などを把握しつつ提案をしてくれるかどうかで、納得感のある転職ができるかが決まります

例えば現地に住んでいるエージェントさんからの「このエリアには塾が多いので、お子様の教育には良いと思います」みたいなアドバイスは、とてもありがたいですよね。

なかなか数値化しにくく、相性という要素もあるので、実際に関わってみるしかない部分はあります。ただ情報交換や勉強会など、「人材」という点を重視されているのはプラスポイントと言えるでしょう。

 

評判・口コミ

エージェントは時に客観的な立場で、時に私と同じ立ち位置で意見をくれたのでとても助かりました。現在の勤め先の部長先生との面接後は、私とエージェントの意見が一致したんですよ。「部長先生はとても厳しそうですが、しっかりとした方針をお持ちでとても良いですね」と。

引用元:民間医局ホームページ

 

若手医師の利用・キャリア相談

Q. 医師歴何年目くらいから、利用をさせて頂けますでしょうか?

A. 「民間医局」に寄せられるご相談で多いのは、卒後3年目以降のアルバイト探し、転職のご相談です。

当社は「レジナビ」を運営しているため、若手医師会員が多いことが特徴です。そのため3年目以降の進路はもちろん、初期研修、専門研修の中断・変更に関するご相談や、「専門医資格は取った方が良い?」「転科したい」といった、若手医師ならではのお問い合わせも多く寄せられます。

はじめてのアルバイトや転職を支援した事例も豊富ですし、そのエリアならではの求人動向を熟知したエージェントが対応いたしますので、年次に関わらずご相談ください

 

Q. 「民間医局」で、キャリア相談はできますか?

A. もちろんできます。ご相談いただく先生の中には、希望条件が固まっていない、「そもそも自分にはどういうキャリアが合うのかわからない」とお悩みの方もたくさんいらっしゃいます。

そうした時は、似たような経歴の先生や、同じような状況から転職された先生の事例をお伝えしています。先々、どういった選択肢があるのかを具体的にイメージしやすくなります。

 

コメント

進路を決めるとき、下記のようなものを基準に考える人が多いのではないでしょうか。

・自身の興味・関心
・周りがどうしているか
・身近な人のアドバイス

これらも悪くはありませんが、「その進路に進んだときにどれだけニーズがあるか」「実際に、どんな待遇で雇われるか」といった視点が欠けているようにも思います。市場や求人という視点ですね。

「〇〇科は、儲かるぞ~」みたいな、ざっくりした情報はあるかもしれませんが…

 

「この技術、この資格を持つと、人生がどう変わるのか」という具体的な根拠をもって進路選択をしていくことが、自分の価値観に合った人生への近道ではないかと思います。

また早くからエージェントとか関わっておくもう1つのメリットとして、「転職が身近になる」ということが挙げられます。「なんとなく辞めるのが怖いから」と、合わない環境で長く我慢するという状況を避けられるかもしれません。

 

非常勤求人

Q. 非常勤についても、担当エージェントさんがついて相談にのってくださるとのこと。これは珍しいように思いますが、どんなメリットがあるのでしょうか?

A. 当社では常勤・非常勤に関わらず、お仕事をご紹介する前に必ずエージェントとの面談をお願いしております。

面倒に思われるかもしれませんが、先生のご希望を詳しく伺うことでご提案する求人の精度が高まりますし、候補先の医療機関に対しても、先生のお人柄やアピールポイントを伝えやすくなります。

非常勤のご相談であっても、「いずれ留学したいが、どうやって費用を稼ごう」「退局するならいつがいいか」「他の先生はこういう時、どうしている?」など、将来的なキャリアについて質問いただくことが多いです。

エージェントは転職・アルバイト市場の最新情報を持っていますので、ちょっとしたことでも相談相手として活用いただけると嬉しいです。何気ないご相談から、「こういう選択肢もありますよ」とエージェントが提示して、希望どおりの転職がかなった先生の事例もあります。

 

評判・口コミ

定期非常勤の紹介 脳神経内科

勤務条件が厳しいかと思いましたが、求人を提案してもらえたのでありがたかったです。また、開業準備や現職で忙しいということをご理解いただき、 条件交渉などはお任せできたので非常に助かりました。私の場合は、トライアル勤務をさせていただけたことで、病院のことをよく理解したうえで定期アルバイトの契約をすることができました。実は、途中で学会のため渡米があったのですがその点も踏まえて調整いただけたことも非常に助かりました。

引用元:民間医局ホームページ

 

 

転職以外のサービス

Q. ドクターズマガジンって民間医局が発行しているのですね。さまざまなキャリアの医師のインタビューをされることは、転職アドバイスにも影響はあるのでしょうか。

A. ドクターズマガジンの取材同行経験が直接、転職アドバイスに影響することは少ないですが、取材を通じてお話を伺うことで、エージェントとしての引き出しは増えていると思います。

ドクターズマガジンだけでなく、レジナビや民間医局コネクトを通して、医師紹介だけではお会いできないようなドクターや医療機関・自治体と関係性を構築していることが当社の特徴です。

多くはありませんが、このような繋がりから独占求人をいただいたり、医師紹介に結び付くこともあります。

 

Q. その他、多くの医師向けのサービスを展開されているとのこと。代表的なものを紹介してください。

A. 医師賠償責任保険をはじめとした医師向けの保険は、多くの先生方にご利用いただいております。

民間医局は「医局」の名があらわす通り、職業紹介に留まらず、キャリア&ライフをサポートするサービスを目指しています。先生の多くの場面でご支援できるよう、取り組んでおります。

 

コメント

大学あるいは大学院の同窓会経由で、医師賠償責任保険に入っている人も多いと思います。

ただ実際に問い合わせて知ったのですが、同窓会経由で入った保険は、同窓会を退会した時点で継続できなくなります。

同窓会費をもったいないと感じる人、医局を離れるのをきっかけに同窓会も辞める人などは、これを期に民間医局経由の保険に変更しても良いかもしれません。

 

民間医局の利用方法

まずは、民間医局ホームページから登録。

 

民間医局記入

5分程度で完了します。その後の流れは、下記の通り。

登録後の流れ

 

利用は全て無料です。

 

医師転職全般について

 

専門医資格の価値

Q. 専門医資格は、常勤医の転職において、どのくらい重要でしょうか?例えば10年目医師で、専門医資格の有無では、どのくらいの差がでるでしょうか。

A. 専門科目や医療機関によって変わるため一概には言えませんが、2割減くらいではないでしょうか。たとえば、臨床研修指定病院クラスへの就職をお考えの方は専門医資格保有が条件となるケースが多く、またマイナー科も専門医を求められることが多いです。

メジャー科においては、現時点で専門医がなくても選択肢は多くございますが、今後のことを考えると、何かしら専門医は取得されていた方が良いかもしれません。

現状では医師不足が問題視されていますが、医師の数は年々増えており、東京などの主要都市や診療科によってはいずれ需給バランスが逆転する可能性があります。

将来的には「専門医の有無」がキャリアに大きな影響を及ぼすかもしれません。

 

コメント

僕自身「全ての人に専門医資格が必須である」とは思いませんが、長期間医師として生きていくうえで、信用面など無形の価値も含め、メリットが大きい資格であると思います。

ネット上では、「資格はなくても生きていけるので、さぁ転職しましょう」みたいな情報発信もみられます。

大きな決断をする際には、きちんと根拠を持ってメリット・デメリットを示してくれる人に、相談をすることをおすすめします。

 

転職しやすい科

Q. 求人数が多い科と少ない科があると思うのですが、何科医が転職しやすいでしょうか?

A. 統計ではなくエージェントの肌感覚ではありますが、「転職しやすい」のは圧倒的に内科ではないでしょうか。内科は医師数も多いですが、選択肢の幅が多いです。

転職しやすい科(求人数が多い)

・内科系(訪問診療含む)
・精神科
・整形外科

※小児科、産婦人科も医師数が減少している関係で、転職はしやすいかと思います。

苦労しやすい科(基本的に大学で押さえている)

・病理科
・小児外科
・心臓血管外科

 

転職失敗

Q. 長く働ける職場を一回の転職でみつけられる医師と、職場を転々としてしまう医師で、違いや傾向はありますか?

A. 最近ではライフステージの変化やキャリア形成のため、転職を複数回される先生が多いです。そのため、転職回数でマイナスイメージを持たれることも少なくなっています

回数よりも重要なのは、「一つの職場で何年くらい勤務を継続できたのか」という点です。1年以下の職歴があったり、1年ごとにご勤務先が複数回変わっているような場合はマイナスイメージを持たれる可能性があります。

「長く働ける職場を1回で見つけられるか、そうでないか」については、正直、運の要素が大きい印象です。良いと思った職場でも、働く人や方針などの環境変化がどうしても起きてしまうからです。

アドバイスとしては、面接だけでなく施設見学をする際に、働いている現場の医師や看護師とお話をされると、現場のイメージや環境がより理解しやすくなると思います。

 

フリーランス医

Q. 最近では、フリーランス医(非常勤医)という選択をする人も増えているという話を聞きます。一方で、社会情勢を反映して常勤志向が強まったという話も聞きます。実感としてはいかがでしょうか?

A. 初期研修修了後に常勤はせず非常勤だけで働く先生もいらっしゃいますし、若手でフリーランスを選ぶ方は増えているように感じます。

常勤医・フリーランス医を問わず、若い方ほどワークライフバランスを重視する傾向にあるのかもしれません。

ただ、フリーランスにはデメリットがあることを理解しておく必要があります。有期雇用のため常勤医よりも採用されやすい反面、医療機関側も教育や指導にあまり重きを置かず、即戦力が求められる傾向が強いです。

専門医資格についても、制度そのものの動向に注視する必要がありますし、一時の感情で働き方を選んだり、資格取得を諦めたりするのではなく、将来を見据えたキャリアを選択されることをおすすめします

 

Q. 専門医資格があり専門性を活かすとしたら、フリーランスで稼ぎやすいのはどんな科でしょうか?

A. 専門医資格をお持ちで、フリーランスで専門性を活かしやすいのは内視鏡、精神保健指定医、救急外来、眼科外来等です。手技や資格が必要な業務内容は重宝がられるように感じます。(もちろんエリアによってニーズの差はあります)

 

Q. 「フリーランスをやってみたけど合わなかった」という場合も、相談にのってもらえますでしょうか?そういった方からの相談もありますか?

A. フリーランスの先生から「やはり常勤医になりたい」といったご相談もよくあります。はじめから1年~数年など期間を決めて、フリーランスで勤務される先生もいらっしゃいます。

最初は非常勤のご相談だったとしても、「そのお悩みは常勤で解決できるのでは?」と転職をおすすめすることも少なくありません。

目先のお仕事紹介というよりも、先生のキャリアにプラスになるようなサポートを心がけています。

 

コメント

先程も感じたのですが、常勤だけではなく、非常勤の斡旋にも手厚いですよね(アルバイト、フリーランスともに)。

非常勤と言ってもお仕事なので、「思っていたのと違う」という事態になったり、トラブルになったりといったことは避けたいはず。きちんと医師、病院双方の考えを聞いてマッチングしてくれるのはありがたいです。

 

特にフリーランスの道を選ぶ際には、市場の変化を肌で感じているエージェントに、キャリア相談をすることをおすすめします。メリット・デメリットの両方がある大きな決断なので。

僕の友人のフリーランス医も、最初はエージェントに相談をしたそうです。

 

フリーランス医というのは合う人には合う働き方なので、いろいろと相談しながら、期間限定でやってみる(=常勤医に戻ることも視野に)というのはいい選択かもしれませんね。

 

転職のトレンド

Q. その他、ここ最近の医師転職市場のトレンドなどはありますか?

A. 訪問診療や自由診療・産業医の分野に進まれる医師が増えている印象があります。

これらの分野はオンオフ付けやすく、メリハリのある業務内容のためプライベートの時間が確保しやすいです。訪問診療や自由診療は総合病院よりも給与相場が高めなことも、要因の一つかと思います。

また、新専門医制度導入の影響かと思われますが、初期研修修了後、専門研修に進まずに上記3分野に進まれる若い医師が増えた印象もあります。

 

まとめ

Q. 最後に、転職を考えている、迷っている医師の方に、一言お願いいたします。

A. 相談内容を拝見していると、キャリアプランを定めて転職活動をされている方がいる一方で、キャリアプランが定まっていなかったり、様々なご事情でもともとのキャリアプランを諦めて転職活動される方もいらっしゃいます。

その中には、「知らなかった」ということで選択の幅を狭めてしまっていたケースも多くあります。まずは、自分にはどのような選択肢があるのか、知ることが大事だと思います。

私たち民間医局は、「ドクターの生涯価値の向上」の理念のもと「先生にとって何がベストか」を常に考えながら、ご支援いたします。

今すぐの転職をお考えでない先生も、お気軽にご相談ください。

 

 

さて、いろいろな質問をしてみましたが、いかがだったでしょうか。取材をしてみて感じた【民間医局の強み】は、下の2つです。

・支社が各地にあり、地域ごとの情報が豊富
→地方での転職や、Uターンなどによる馴染みの少ない医療圏への転職におすすめ
・非常勤の斡旋時にも手厚い
→初めてのアルバイト探しや、フリーランスを考えている人におすすめ

 

・転職を考えている方
・民間医局に興味を持たれた方
・その他、記事内容に関するご質問など

は、こちらからどうぞ。

【民間医局】

では、今回はこれにて終了です。

 

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