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フリーランス・アルバイト医が、解雇されないためのポイント8選

フリーランス解雇

現役フリーランス医に、その実態についてインタビューする本企画。今回のテーマは「解雇を避ける方法」です。

 

この企画では、

・非常勤勤務だけで生活をしている
・医師以外のビジネスを行っていない
・インフルエンサーではない

そんな正真正銘の一般的フリーランス医の干菓子先生に、美化されていない、ありのままの話を伺っていきます。

では、よろしくお願いします。
はいは~い。

 

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やっぱりフリーランス医は不安定?

 

「不安定である、解雇される可能性がある」というのは、フリーランス医になるデメリットとして、よく挙げられますよね。

実際、2020年頃に外来患者数や病院の売上が激減したときには、以下のような影響があったようです。

 

常勤に関しては大きな変化はありませんでしたが、非常勤については求人数が減少していたように思われます。

なお、待遇については大きな変化はなかった印象です。

参照元:医師転職ドットコム取材記事

 

当時は外来を中心に非常勤のポジションの減少が発生し、それによってアルバイト収入が減ったため常勤先の収入を増やしたいというニーズでの転職支援のご依頼をいただくことが増えました。

非常勤求人は一時期大きく減りましたが、2022年3月現在ではほぼ以前の水準に戻ってきています。

参照元:Dr. 転職なび取材記事

 

上記のように「求人=これから雇用する枠」が減っただけでなく、解雇に踏み切る病院もかなりあったようです。

コアライが勤務する病院でも、フリーランスを含め多くの非常勤医師が働いているのですが、その一部は解雇されました。
2022年現在、転職市場全体でみると求人数は回復しているようですが、「フリーランス医は短期的には不安定になりやすい」というのは事実のようです。

 

解雇されないためにできること

ではでは先生、クビにされないためのポイントってどんな事が挙げられますか?
意識しているのはこんな感じですね。

 

人あたりを良くする

患者さん、お客さんを相手にする仕事なので、態度については最も気を遣っています。実際、『医師が高圧的だった』みたいなクレームが届く事は稀ではなく、そういったことはマイナス評価につながってしまいますよね。

またスタッフさんにも、丁寧に(関係性ができてきたらフレンドリーに)接するようにしています。やはりスタッフからの印象というもの重要だと思うので。

ものすごく積極的に話しかけたり、長く世間話をしたりといったことまではしていませんが。程よい距離感を意識しています。

 

報告・連絡・相談をする

フリーランス=非常勤医師は、どうしても病院ごとの細かい事情の理解が不十分になりやすいです。

そのため業務中に直面した特殊事例や疑問に関しては、すぐに常勤医や理事長に情報共有し、病院の方針から逸れないことを心がけています。

 

融通を利かせる

「他の医師が急に欠勤になった」「産休等で一定期間勤務できない」など、代替勤務を持ちかけられることがあるのですが、可能な範囲で引き受けるようにしています。

「急な変更であっても予定の調整がしやすい」というのは時間に余裕のあるフリーランスの強みですし、もし今後、自分が休むことになっても持ちつ持たれつとなりやすいように思います。

シンプルに収入が増えてありがたいという面もあります。

 

休みの申請は控えめにする

これは少し気にしすぎかもしれませんが…お休みを申請するのはちょっと控えめにしています。

当然申請をしたら休めますし、非常勤であっても有給を取る権利はあります。ただ常勤医の頃と比べると、そのあたりの自由度は減ったかもしれません。

特に病院にとっての書き入れ時(例えば脱毛バイトであれば日曜日)の勤務には、なるべく穴を開けないようにしています。

 

 

上記のような意識をしているためか、これまで解雇されたり勤務を減らされたりということはありません。むしろ勤務を頼まれることが増えています…
なるほど、雇う側の立場になって考えれば当然ですよね。

 

ちなみに先程も書いた通り、コアライの所属する科でも、フリーランス医師を含めて複数の非常勤医師を雇っています。こういった病院では、非常勤医の増減・選択について、常勤医の意見がかなり反映されるんですよね。

常勤医の意見として、「優先的に残ってもらいたい」と感じるのは、以下のような非常勤医師です。

 

専門知識を持つ

「この分野で困ったらこの先生に聞いてみよう」と思うような専門分野を持っている医師は、一緒に働く常勤医としてはありがたいです。

広く名前が知れている必要はなくて、「ちょっと困ったときに頼れる」「紹介やコンサルトが必要かどうかの判断を任せられる」程度でも十分です。

「もしこの先生がいなくなったら、今後は判断に迷うな」と常勤医が感じるだけで、解雇のハードルが1ランク上がります。

 

フリーランスで専門知識を維持するのは難しい面もあると思いますが、

・若いうちに、1つの領域を深く掘り下げて修行する
・非常勤であっても、比較的規模の大きな病院で、専門分野の仕事もする(必ずしもそこでの時給は高くなくても)

というのは、フリーランスとして生きていく上でも強みになるはずです。

 

コネクションを持つ

コネクションがある医師の解雇は難しいです。例えば、最も強いコネクションは「医局派遣」ですね。非常勤医を減らす場合でも、医局派遣の医師は最後まで残る可能性が高いです。

またフリーランスであっても、「〇〇先生の紹介で…後任で…」という経緯があれば、病院側も気を使います。「病院側がお願いして来てもらった」みたいなのも、広い意味ではコネクションと言えるでしょうね。

医師としてのキャリアが短いと、まずは転職エージェントを利用してポストを探すことになりますが、そこきっかけに徐々にコネクションを広げていく努力は必要かも知れません。

ものすごい社交性を発揮せずとも、日々の仕事をきちんとして信頼を集めていけば、意外と非常勤のお誘いはあるみたいです。

 

逆に「〇〇大学の医局(あるいは〇〇病院)と揉めたみたい…」というのは、逆のコネクション=避けられる理由になってしまうので、日々の働き方や職場の辞め方には気を使ったほうがいいでしょう。

 

仕事を割り振っても嫌がらない

「イレギュラーな仕事を割り振っても、快く引き受けてくれる」というのも、かなりありがたいです。仕事をお願いする立場、つまり医師や看護師、事務など多くのスタッフの心証に関わる話ですね。

もちろん何時でも、何でも言うことを聞いていては、負担が増えていくばかりですし、当初の約束事は守られるべきです。

ただ「ちょっと今日、これだけは…」というお願いに対して、「それは私の業務ではないので」と拒否されると、病院側としてはしんどいものがあります。

双方、程よい気遣いをしながら仕事をしていきたいものです。

 

無駄な残業をしない

非常勤であっても、残業代が支給される病院もあります。「医師の働き方改革」の影響もあって、きちんと支給される病院が増えている印象もありますね。

もちろん残業の対価を受け取るというのは当然の権利ですが、残念なことにのんびりと仕事をして、毎回のように残業代を請求する医師がいるのも事実です。

コストに直結する話なので、病院側としてはこういったことを気にしているようです。同じ仕事内容ならば、時間内にきっちり収めてくれる医師を優先するのは自然なことでしょう。

 

こういった先生には「病院上層部を説得してでも残ってもらいたい」という気持ちになりますよね。

 

解雇への備えも重要

ここまでフリーランス医師が、解雇されにくくなるためのポイントを解説しました。ただ「非常勤の解雇はあり得るもの」と考え、ある程度の備えはしておくべきでしょう。

例えばこんな備え。

・金銭的な蓄えを作っておく。
・遠方での勤務にも対応できるように、便利な土地に住む。
・住む土地を変えられるようにしておく。
・次の仕事につながるような、人間関係を作っておく。
・転職エージェントと常に関わりを持っておく。

 

また解雇されたとしても、その職場を悪く言うようなことは避けたほうが良さそうです。

「あそこの病院には、理由もなく解雇された!」と言って回るような医師もみかけますが、その後の職探しへのマイナスの影響のほうが大きいでしょう。

物理面、金銭面、精神面などの備えということですね。

 

まとめ

「フリーランス医師と解雇」というテーマで解説してきました。要点は以下の通り。

この記事を読むと分かること

  • フリーランスは、社会情勢によって短期的に不安定になることがある。
  • 専門知識やコネクションは、明確な強みになる。
  • 快く仕事を引き受ける、時間内にこなすというのも重要。
  • フリーランスである以上、解雇への備えは必要。

さて今回は以上です。進路を決める参考になりましたら、幸いです。

 

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