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転職

【医師転職】転職エージェントを使うメリット・デメリット

2021年5月13日

エージェントメリットデメリット

 

転職を考えています。医師の転職といえば「転職エージェントを通すか、コネクションを使うか」というイメージです。転職エージェントを使うメリット、デメリットを教えて下さい。

こんな疑問に答えます。

僕自身、転職エージェントを通して転職をしました。いい転職ができたと感じており、ずっと働きたいと思える職場を手にする事ができました。

これから転職をする人にも転職エージェントを通すことをオススメしたいですし、もし自分が再度転職活動をすることになっても、同じようにすると思います。

ただ転職エージェントを通すことの、デメリットを感じたことも事実です。

実際に、転職活動をした経験をもとに「転職エージェントを使うメリット、デメリット」を解説します。

 

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エージェントを使うメリット

 

アプローチできる病院が増える

エージェントを使うと、アプローチできる病院が圧倒的に増えます

個人で転職先を探そうとすると、病院のホームページに求人が出ているところに連絡をとるしかありません。

しかしホームページに挙がっていない求人も多数あり、そういったものはエージェント会社にストックされています。

 

さらにエージェントは求人が出ていない病院にも連絡をとり、「こんな医師雇いませんか」とアプローチをかけてくれます。

詳細な情報を伏せてアプローチしてくれるので、プライバシーは保たれるとのことです。

これにより、さらに候補病院が増えます。

 

またホームページに求人が出ていても、実はもう募集をしていない、ということも多いです。こういった無駄足を踏まずにすむのも、メリットです。

 

事務作業が楽

エージェントを通すと、病院への挨拶や質問、アポイントメントと言った、事務的な労力が大幅に削減できます

見ず知らずの、これから雇ってもらうかも知れない病院に連絡をするのは、かなり気を使います。

お金に拘っていると思われたくないがために、雇用条件の確認をしにくいこともあるでしょう。

エージェントはこういったことを全て肩代わりしてくれます。

面接の際、集合時間や持ち物、服装、質問される予定の内容まで、まとめて知らせてくれました。至れり尽くせりです。

 

面接後に落とされることが少ない

あくまで個人で調査した範囲ですが、転職エージェントを通すと面接後に落とされることが少ないです。

複数のエージェントさんに確認しましたが、

面接に至れば、人格に問題ありと判断された場合以外は内定が出る。95 %以上は大丈夫。

という話でした。

 

しかしエージェントを通さない場合はそうも行かないようです。

エージェントを通さずに転職活動をした経験がある人に話を聞くと、「面接後に落とされることが何度かあった」と言われていました(エージェントを通すとすぐ転職ができた人で、一緒に働いても素晴らしい方です)。

これはエージェントが、「本当に採用できるか病院側でしっかり確認してもらってから、面接をセッティングしてくれているから」ではないかと考察しています。

「採用するかわからないけど、とりあえず呼ばれる」という事態を避けやすくなります。

 

転職を勧める側の意見がもらえる

転職活動中に、転職を勧める側の立場の人の存在は貴重です。同僚の多くは、引き止める~中立の立場が多いです。

あなたを応援してくれている人であっても、「転職したほうが良いよ」とは言いにくいです。また実際に転職活動の経験のある医師は、少ないです。

一方でエージェントは転職をさせることが仕事なので、どちらかというと転職を勧める方向の意見がもらえます。

これに関しては一長一短ですが、行動を起こす後押しにはなります。

 

きちんと契約書を交わすことができる

雇う際に、「労働条件を明確にし、契約書を交わす」という習慣のない病院は多いです。

これは「医局人事で指定された病院に行き、言われるがままの給料で働くという医師文化」の名残ではないでしょうか。

しかし本来はそれでいいはずがありません。

転職エージェントを通すことにより、事前に提示された条件を盛り込んだ契約書を、交わすことができます

 

エージェントを使うデメリット

 

エージェント不可の病院が多い

エージェントを通して医師を採用すると、病院側は医師の年収の数十%=数百万円をエージェントに支払わなければなりません。

こういった事情で「求人はあるけれど、エージェントを通すのは不可」という病院も多いです

例えば、僕がある県の中~大規模の病院という条件で探してもらったところ、

医局の関連病院であることを理由に断られた病院数≒エージェント会社不可を理由に断られた病院数

という結果でした。

なかなか多いな、という印象を受けました。

 

ただエージェント側から、面接に至れなかった病院のリスト(理由付き)をもらうことはできました。

エージェント不可のうちで気になる病院があれば、そこだけは自分でアプローチするのもいいでしょう。

 

エージェントへの報酬を考慮した給料設定になる

先程も書いたとおり、病院からのエージェントへの採用報酬は、医師の年収の○%という決まり方をします。

コスト意識の高い病院では、「エージェントへの報酬を考えると、給料はここまでしか無理」といわれることはありました。

同じ病院にアプローチし、同じ交渉ができるのであれば、エージェントを通さないほうが給料が高くできる可能性があると感じました(難しい話ですが…)。

 

医師の側に差別意識がある

医師の中には、エージェントを利用して転職する医師への差別意識を持っている人が少なからずいます

医局員時代も

・エージェントを使って転職した医師なんて…
・人は足りないけれど、エージェントに求人を出すのは嫌だ

という声が多く聞かれました。

転職活動中も面接の場で、「エージェントを通すと信用されないよ」と言われたこともあります。

エージェントに求人を出している病院にも関わらず、です。

おそらく今働いている病院でも、同じように考える医師はいるでしょう。こればかりは仕方がないので、日々の仕事の中で信頼を得られるように努力していきます。

 

まとめ

転職エージェントを使うメリット、デメリットを解説しました。

メリット
・アプローチできる病院が増える
・事務作業が楽
・面接後に落とされることが少ない
・転職を勧める側の意見がもらえる
・きちんと契約書を交わすことができる
デメリット
・転職エージェント不可の病院が多い
・転職エージェントへの報酬を考慮した給料設定になる
・医師の側に差別意識がある

 

このように、デメリットを感じる場面も多少あります。

しかしエージェントを通さず、仕事をしながら自分の希望に合った病院を探すのはなかなか難しく、結局メリットが上回ると感じました。

さて、今回は以上です。この記事が、あなたの転職活動のお役に立てたら幸いです。

 

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